生活の記録

毎日感じること、作った料理、飲んだお酒など。

桜を見る会

ちょうど1年前から習い始めたピアノ。毎年春に先生のご自宅の庭の桜を眺めながらお互いにピアノを披露するという、いかにもピアノ教室らしいイベントが開催されているらしく、今年初めて参加した。

昔通っていたピアノ教室は子供ばかりでみんなガチでピアノを頑張っていたのが、今のところは逆で大人が多くてガツガツした雰囲気はなし。去年の夏の発表会の時はショパンノクターンが弾きたいがあまりに1年前(当時)からピアノを始めたという年配のご夫婦に感動したのだけどそのご夫婦はさらに上達していた+後期高齢者だということを知ってびっくり。そして新しく入られたご婦人は20年前にニューヨークで小さかった娘がピアノを習っていたときに弾いていた曲が弾きたくて、半年前にピアノを始める決意をしたということだった。ピアノを弾く前の皆さんの自己紹介エピソードが素敵なものばかりだった。

ピアノを弾いた後はお茶会になって、皆さんすごく優しくて私の演奏も褒めてくれたりもう1回弾いて!と言ってくれて弾いたり、私も感想を伝えてお互いに励ましたり優しすぎる時間だった。

前回の発表会の時、私は誰かと競うのではなく自分と闘う、という気持ちを覚えて、それはすごく良いことだったけど、今回はこの優しく聴いてくれる人たちのためにせっかくならできるだけ良い演奏を届けたいというのがテーマになりそう。

最近は誰かがくれた気持ちのためにがんばってみるかと思う出来事がけっこうあるな。